その問題を解決するにはどうすればいいか?ではなく、その問題を解決するモチベーションはあるのか?にフォーカスを置くべきだと思った件
「日本に帰ろうと思うんだー、もうシンガポールにいる意味ないし」
「え!なんでですか!英語とか勉強したらいいじゃないですか!」
「いや、もう、ここで働けるレベルにはできるから、もういらないんだよね」
「だったら、外国人の友だちとか作って遊べばいいじゃないですか!」
みたいな会話して 違和感を覚えたんだけど、理由がわかった。
「シンガポールにいる意味ないから帰りたい」と思っている人間に「シンガポールにいる意味を作りましょう」って言ってるんだ。
こちらとしては 「シンガポールにいる意味を作る」モチベーションは無いのです…。
これは自分の例だったんだけど、この考え方は、他にも適用できると思った。
働きたくない、って言ってる人を働かせるには、「働きたくなる方法を伝える」じゃダメだ。コイツには「働きたくなりたい」ってモチベーションは無いから、絶対に動かない。「働きたい」と思えるように、こちらが動かなければ。
辞めたい、って思ってる人を続けさせるには、「こんな風にしたらよくなるんじゃない?」ってアドバイスしても無駄。「続けたい」って思わせるようにこっちから動かないと。
例えば今、俺の友達が一気にシンガポールに来て、「こっちで起業しようぜ」とか言ってきて、まともに起業できそうになってきたら、俺は「こっちにいたい」って言い出すんだろうな。
例えば今、うちの会社が「赴任中は英語学校の費用を全て持ちます」とか言ってきたら、こっちにいたいんだろうな。
でも、そうなるようにこっちから動くモチベーションは無い…。
ネガティブな言葉だけど、自分としては凄くポジティブな考え方で、
「このモチベーションはないからこれには見切りをつけて、何か新しいことをしよう」という意味。